シンガポールの食べ物
「リャンコート」のちょっと先にタクシースタンドがあって、そこが「クラーキー」の入口でそこから川沿いに向かうのですが、ちょっと何か違うなと…
以前は、その角におみやげ屋さんや怪しいランジェリー屋さんがあって、その通りにはフードコートみたいな場所があったんですが…
10数年もシンガポールを離れている間に、ガラッと変わっておしゃれなレストランやバーが立ち並ぶアーケードに変身してました。
本当は、そこのフードコートで安い料理を食べたかったのに…
美味しい「チリカンコン」や「サテ」を食べようと思っていたのに…
実は、そんなに「サテ」は好きではありませんが、「チリカンコン」は大好きです。
「サテ」は、あの甘ったるいピーナッツのタレが好きではありません。
シンガポール人は必ず「これ美味いだろ~」と言いますが、焼とりに慣れている日本人にとって美味しい食べ物とは思えないのだが…
シンガポールに長く住んでいると、最初は食べ物も新鮮で美味しいんです。
ところが、やはり味が濃いと言うか「味の素」の味が強すぎるというか、だんだん飽きてくるんです。
私の場合、ローカルの人と仕事をすることが多かったので、昼ごはんは大体「ホーカーセンター(フードコート)」に行っていたんですが…
安いのは非常にありがたかったんですが、急に味の濃い料理嫌になってしまって…
そうすると、味の薄い「チキンライス」がメインになってしまいました。
毎日食べていたら、今度はその「チキンライス」も飽きてきてしまって、もう全然食べたくなくなってしまったんです。
そうこうするうちに、いつの間にかようやく慣れてきて、自分の好きな食べ物も幾つか見つけました。
味の濃い食事よりも、朝ごはんとして皆が食べる「ナシレマ」や焼きそばが好きでした。
そして「チキンライス」よりも、こんがり色のついた「ダックライス」や「ポークライス」の方が好きになりました。
「チキンライス」は、多分最初に食べ過ぎたんでしょう…
東京の現在の住まいの近くに、特にチキンライスが美味しいと評判のシンガポール料理屋さんがありますが、一度も行ったことありません。
「ナシレマ」は東南アジアで幅広く食べられていますが、バナナの葉っぱに「ココナッツミルクで炊いたご飯」「揚げた魚や小魚」「ローストピーナッツ」「チリ」などを包んだ朝ごはんです。
特にバナナの葉っぱの上にセットするわけではなく、シンガポールでは油紙の上にのせてそれをくるっと巻いています。
こちらの人は、それをそのまま手で食べていますね…
これは朝ごはんなので、昼には無くなっている場合が多いですけど。
「ポークライス(チャーシューライス)」は、ライスにチャーシューに似たこんがり色の豚肉を添えた食べ物です。
当然、モスリムのマレー系の人は食べません。中華料理です。
焼きそばで好きなのは、「チャクイティオ」の他に「プロウンミー」や「ソートンミー」など。
特に好きなのは「ソートンミー」。
「ソートン」とはイカのことで、要するにイカ焼きそばです。
シンガポールの焼きそばは日本の焼きそばとは違って、若干スープも混ざっています。
休みの日のお昼ごはんは、近所のHDB1階にあるホーカーセンターで「ロティプラタ」などを食べていました。
「ロティプラタ」はシンガポールのインド料理で、薄く伸ばして焼いた生地を重ねたナンのような食べ物にカレーなどをつけて食べます。
シンガポールの麺といえば「ラクサ」なども有名ですが、ちょっと味が強すぎて食べた後は喉も乾くので、私はあまり好きじゃない。
白いTシャツを着ていると、たまに汁が飛んでシミが付くことがあるのでご注意を!
それと「ミーポー」という麺をローカルの人はよく食べていたんですが、にんにくバッチリの色も味も濃いドロドロしたスープ麺で、昼ごはんに食べたらアウトです。
にんにく臭くて、お客さんの対応はできません。
私は苦手でした。
そして昼ごはんは、ご飯に肉類を2種類・野菜類を2種類というように、チョイスして一緒に皿にのっけてもらう定食を食べる機会がやはり一番多かったですね。
飲み物と合わせて、全部で300円ぐらいで昼ごはんが済んだので随分と安上がりでした。
シンガポールに来る前は、ちょっと辛いものが苦手でしたが、シンガポールで辛いものにもなれてしまい、日本に返ってきてからは「チャーハン」もグリーンチリがいっぱいのっていないと物足りなくなってしまいました。
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