アガディールの4星ホテルでダブルブッキングのトラブル?
アガディールのホテルに泊まるのは、3泊の予定です。
泊まったホテルは、「Atlas Amadil Beach Agadir」という4星ホテルで、明らかにこれまで泊まってホテルとは違い、規模も大きくかなり豪華なホテルでした。
プールも大きく、ウォータースライダーの設備もあります。
ですが、信じられない事が…
ルームメイトが割り当てられた部屋のドアを開けると、そこにはもう他の人が泊まっており、荷物が散乱していました。
違う部屋のキーを渡すのもそうですが、既に宿泊している部屋に簡単に入れるシステムにかなり違和感を感じました。
そして、私がレセプションに行き説明することに…
一旦説明をしたら、いい提案をするからとにかく付いて来てとエレベーターに乗ります。
行った先は、最上階のロイヤルスイートルーム。
ここに泊まらないかと言う事でした。
但し、ベッドルームが2つあるため、ここに泊まるには2組必要で、もう一組を探す必要があるとの事。
その際、面倒くさいので普通の部屋でもいいとも言いましたが、残念ながらもう他に部屋はないと言う返事が返ってきます。
要するに、選択の余地はないわけで、明らかにホテル側のオーバーブッキングです。
アップグレードしてくれることに関しては、もちろん大歓迎です。
ですが、アップグレードに条件を付けるのは、少し違うんじゃないか?という疑問も感じます。
また、ホテルに着いたのは夜9時頃、現時点で9時半を回っており、急いでディナーを食べないとビュッフェレストランは10時に閉まってしまいます。
ロイヤルスイートにはかなり惹かれるますが、もう一組は急いで探してくれと言われました。
声をかけられるのは当然ツアーメンバーですが、他のメンバーはレストランで食事を始めており、既に食事を終わって部屋に帰っていくメンバーも何人か見ました。
更に、ここのツアーガイドの仕事ぶりには、最初から疑問だらけです。
毎回、部屋の割り振りは、貰ったキーをそれぞれのグループに配るだけです。
どの部屋に誰が泊まっているか、全く把握していません。
しかも、何かあった時の連絡先に、ガイド本人の部屋も教える必要があるはずですが、それすらしていません。
自分は、これがルーマニア流だと思い、これまではあまり気にもしていませんでしたが、ルーマニア人にとっても普通ではなかったみたいです
というのは、ルーマニア人の友人もルームメイトも、今回のガイドの手際の悪さにずっと怒っていました。
ということで、他のメンバーは自分達で探す必要があります。
最初に、当然自分の友人に声をかけましたが、実は母親がストーマを使用しているので、他の人に迷惑をかけたくないと言います。
で、他のメンバーを探しますが、既に他のメンバーはディナーも終わっており、広大なホテルということもあり全然見つかりません。
ガイドの適当な仕事のために、ツアーメンバーの部屋も全くわかりません。
ガイドもどこにいるかわかりません。
レストランも閉まりそうなので、取り敢えずルームメイトと2人でディナーを掻き込みます。
この時点で、最初から色々トラブルばかりだった事もあり、ルームメイトはこのツアーに対してかなり立腹していました。
そして、急いで食べたディナーの後、自分が何とかすると出かけて行きました。
キーは自分が持っている一つだけなので、部屋で待っているしかありません。
流石に30分ぐらいしたら気になってホテル内を探し回りますが、ルームメイトはどこに行ったのやら…
怒っていた時点で全く探す気はなく、何処かに飲みに出かけた模様です。
そう言えば、出かける前に、
「自分達が何か悪いことをしたわけではなく、ホテルのミスだからホテルが何とかすべき問題だと思うよ。」
というような事を行ってました。
ルームメイトが言っていることは、正論と言えば正論です。
この言葉を思い出して、自分で解決する気はないなという事に気付きました。
いい加減と言えばいい加減ですが、気持ちはわかります。
そもそも、日本人とは考え方も違うし、ルームメイトの事も全く責める気にはなれません。
というか、日本人は他の国の人に比べると、変にくそ真面目で責任感が強いところがあります。
ルームメイト同様、レセプションの人の言うことなど無視して居直れば良かったのかもしれませんが、そうは出来ないところが日本人なのかも…
しかし、残された自分は係の人にしつこく付け回される始末。
ルームメイトを探してロビー近くをウロウロしていたら、その係の人が他のルームキーを持ってきて、「もし他にメンバーを探せなければ、この部屋に移る必要がある」と。
流石に、この上から目線の言葉にはイラっと来ました。
しかも、さっきは他に空き部屋は無いと言ってなかった?
どういう事?
ルームメイトもいないし、スイートルームのキーはここに一つだけと言うと、
「問題ない。荷物は自分達が運ぶから、取り敢えず移ってくれ。」と。
そう言う問題じゃないでしょ?
そして、夜遅く帰ってきて途方にくれるルームメイトを放っておく事は出来ないと、完全拒否。
この時点でかなり頭に来ていたので、流石に堪忍袋の緒が切れて、ロビー近くで大きな声で文句を言いました。
そうすると、向こうもびっくりして今日はロイヤルスイートに寝てくれと。
何しろ、こちらは何の落ち度もない。
疲れていたので、そのまま寝てしまいました。
ルームメイトは、自分で新たなカードキーを作って貰ったそうです。
その手があったか…
というか、モロッコのどのホテルでも、何の確認もなしに追加のカードキーを作れます。
部屋番号を言うだけで作ってくれます。
警備上、こんなに適当でいいのかな…?
部屋が広かったし、もう一つのベッドルームで寝たため、帰って来たことも全く気が付きませんでした。
ルームメイトは毎晩飲み歩いており、昨晩もやはり探そうとはせずにそのまま飲みに行ったそうです。
結局次の日に、ルームメイトがモロッコ人のガイドを通して強く不満を訴えてもらった上で、普通の部屋に移ることになりました。
次の日のレセプションには同じ人がいたので、大声で文句を言ったことだけは謝りました。
ホテル自体には何の不満もありませんが、モロッコでのホテルのサービスには期待しないほうがいいかもしれません。
この記事へのコメントはありません。