カサブランカ~フェズへのバス移動その②:ラバトの「ウダヤのカスバ」見学&タジン鍋の昼食
「ムハンマド5世の霊廟」の後は、「ウダヤのカスバ(Kasbah des Oudayas)」に向かいます。
「カスバ」とは、城砦(じょうさい-城塞)または城壁に囲まれた集落の事を指します。
モロッコ観光をしていると、あちこちに「カスバ」が出現します。
「ウダヤのカスバ」は、ムワッヒド朝時代に築かれた城壁を利用して17世紀に造られた城砦で、周辺で暴れまわっていたザエル族の進入を防ぐために、勇猛なウダイヤ・アフブ族の軍隊を駐屯させたことから付いた名前だと言われています。
高さが10メートルほどもあるという城壁の入口から中に入ると、庭園(アンダルシアン・ガーデンズ)が広がっています。
静かでゆったりした時間を過ごせる、地元の人達の憩いの場所でもある庭園には、猫ものんびり寝転がっていて逃げる気配もありません。
庭園をさらに進むと、入り組んだ坂道が張り巡らされた街が広がっており、白と青で統一された家々が並んでいます。
街全体が一つのキャンパスで、白と青色で統一された家々は、キャンパスの上に描かれた絵のような、不思議な空間が広がっています。
モロッコでは、勝手に写真を撮ると文句言われることもあります。
下のように、音楽や芸などで生計を立てている人には、必ずお金を請求されます。
勝手に撮ると、めちゃくちゃ怒られます。
多めにチップをあげたら、喜んで写真を撮らせてくれました。
カスバの先端は海に面した展望台に続いており、右手には川を挟んで「ラバト」の双子都市として栄えてきた「サレ」の街並みも見えます。
展望台の左側には、夏には賑わっているビーチや、その先にラバトの灯台も見えます。
モロッコの首都「ラバト」から「フェズ」に行く途中、丘の上から人口63万人(2014年)の古都「メクネス」が見えてきました。
こちらも城壁に囲まれた都市で、過去にアラウィー朝の首都として栄えていた都市です。
「メクネス」には、世界遺産に登録されているヴォルビリスの古代遺跡もあります。
「メクネス」の手前でで一旦バスを降りて休憩です。
「Palais Terrab」といレストランで昼食をとりました。
店内は非常に混んでいました。
料理は「サラダ」とタジン(土鍋)で、自分たちのテーブルの人は皆さんラム肉のタジンを選んだので、同じものを注文しました。
ラム肉はどうかなと思いましたが、わりと美味しかったです。
サラダはダメでした。
メクネスの街並みが見えてきました。
高台で写真を撮るために、一旦バスを降りて休憩です。
ここからだと、メクネスの街を囲んでいる城壁もはっきりと分かります。
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