コンコルド広場からオランジュリー美術館~チュイルリー公園~パレ・ロワイヤル、パリを徒歩で観光
マドレーヌ寺院からロワイヤル通りを真っ直ぐ行くと「コンコルド広場」に出ますが、少し横道に入りたくなり歩いていたら「とらや」を発見、
コンコルド広場から見たエッフェル塔
コンコルド広場は、当初ルイ15世の騎馬像が設置されていたため「ルイ15世広場」と呼ばれていましたが、フランス革命の勃発により騎馬像は取り払われ「革命広場」に改名されています。
フランス革命時には、ルイ16世やマリー・アントワネットへのギロチン刑が実施された場所でもあります。
その後、ナポレオン・ボナパルトが、1795年のヴァンデミエールの反乱において、王党派を鎮圧した後「コンコルド(フランス語で調和という意味)広場」と呼ばれるようになりました。
公式名称として「コンコルド広場」になったのは、1830年と言われています。
コンコルド広場の中心には、エジプトのルクソールから運ばれたオベリスク(クレオパトラの針)で、エジプトのルクソール神殿のオベリスクと対になっています。
クレオパトラの針には、他に19世紀にロンドン・ニューヨークに移された、元々対であったオベリスクもあります。
これらのオベリスクは、いずれも古代エジプトの本物のオベリスクですが、クレオパトラ7世とは何の関係もなく、クレオパトラの時代よりも千年以上前に作られたものです。
コンコルド広場のオベリスクが、一番最初に移されて、最初に「クレオパトラの針」と呼ばれています。
装飾が見事なコンコルド広場の噴水
コンコルド広場では何かイベントをやっていました。
「paris pour l’emploi 」「2000 Recruteurs」と書いてあったので、就職に関するイベントみたいです。
パリのマンホールは、取られないようにするためか地面にボルトで打ち付けてあります。
コンコルド橋の向かい側にはブルボン宮殿が見えます。
フランス王ルイ14世と愛妾モンテスパン夫人の庶子「ルイーズ・フランソワーズ・ド・ブルボン(コンデ公ルイ3世の妻)」により、1722年から1728年の6年ほどの期間をかけて建設されたと言われています。
現在、このブルボン宮殿は、フランスの国民議会(下院)の議事堂として使用されています。
セーヌ川沿いから見た「オランジュリー美術館」
印象派とポスト印象派の美術館で、モネ、ピカソ、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ルノワールなどの作品が展示されています。
暫くセーヌ川沿いに歩きます。
セーヌ川の向かい側に「オルセー美術館」が見えます。
「オルセー美術館」は、元々1900年のパリ万国博覧会開催に合わせて、オルレアン鉄道によって建設されたオルセー駅の鉄道駅舎兼ホテルです。
印象派やポスト印象派など、19世紀末パリの前衛芸術のコレクションが世界的に有名な美術館です。
途中から「チュイルリー公園」に入り、公園内の並木道を歩いて反対側へ行き、「パレ・ロワイヤル」を目指します。
「チュイルリー公園」は、元々チュイルリー(テュイルリー)宮殿があった場所で、1871年のパリのコミューンの鎮圧の最中に消失しています。
パリ市庁舎やルーヴル宮殿の一部は、この焼失した建物の外壁を再利用しています。
公園の噴水前には、椅子を並べて疲れた観光客がのんびりと休んでいます。
チュイルリー公園から見た「カルーゼル凱旋門」
反対側のリヴォリ通りに出ると、ピラミッド広場に「金色に輝くジャンヌダルク騎馬像」があります。
ジャンヌダルクは、イングランド王国と戦った「百年戦争」のフランスの国民的英雄であり、カトリック教会の聖人でもあります。
こちらの立派な建物は、「パリ装飾芸術美術館」です。
ナポレオン1世が建設に着手し、ナポレオン3世の時代に完成したルーヴル宮のマルサン翼に位置しています。
目の前を、馬に乗った騎馬警官が通り過ぎます。
この馬の糞は、どう処理しているのか気になります。
途中マックカフェでトイレ休憩
トイレ使用には50セント必要でした。
相変わらずパリのサービスは最悪です。
ゴミを片付けようと場所を聞いただけなのに、女性の店員が凄い嫌な顔をしてフランス語でまくし立てます。
フランス語はわかりませんが、「いちいち聞くな!あそこにあるだろ!」と言っているような気がします。
パリは大好きなんですが、ファーストフードや安いカフェなどの店員のサービスは嫌いです。
サントレーノ通を歩いていたら、パリに古くからある有名な「ラーメンひぐま」のパレ・ロワイヤル店が出現。
コンコルド広場から「パレ・ロワイヤル」までは、徒歩だと少し遠かった…
元々はルイ13世の宰相リシュリューの城館「パレ・カルディナル(Palais-Cardinal)」でしたが、その死後に主君へ寄贈された建物です。
現在は、文化省や国務院などが入る建物となっており、中庭の広場には1986年に完成した「ダニエル・ビュラン」作の白黒のストライプ模様の260本の円柱があります。
先程の「チュイルリー公園」の入り口「カルーゼル凱旋門」の前には、「ルーブル美術館」がありますが、何度も入っているし時間もないので、今回は外観の写真だけです。
こちらは、ルーブル美術館側から撮った「カルーゼル凱旋門」です。
この記事へのコメントはありません。