ウェストミンスター大聖堂とウェストミンスター寺院、パーラメント スクエアガーデンの銅像
11番のバスを降りた場所はオフィス街で、周りは大きなビルだらけ、そこに突然「ウェストミンスター大聖堂」が現れます。
ウェストミンスター大聖堂の完成は1903年ですが、予算不足から内部装飾は現在でも未完成のままだそうです。
未完成のため教会堂の奉献を認めないという教会法の規定により、聖堂の献堂式典は1910年に行われています。
赤と白の縞模様をした独特の外観をしたウェストミンスター大聖堂は、ビザンティン様式の建築家「ジョン・フランシス・ベントリー」の設計ですが、ベントリーはこの大聖堂の完成を目にすることなく亡くなっています。
近くにあるウェストミンスター寺院と間違えやすいですが、ウェストミンスター寺院が「イギリス国教会」の寺院であるのに対し、ウェストミンスター大聖堂は「英国カトリック教会の総本山」です。
また、高さ83メートルの塔「聖エドワードタワー」には、エレベーターで登ることができます。(有料)
「ウェストミンスター大聖堂」から「ウエストミンスター寺院」へ歩いていきます。
ゆっくり歩いても15分もあれば着きます。
携帯電話/スマホが普及した影響で、絶滅の危機に直面しているロンドンを象徴する「赤い電話ボックス」
「ウエストミンスター寺院」そばの交差点に、金色に塗り替えられた「オリンピックゴールデンポスト」があります。
これは、2012年ロンドンオリンピック・パラリンピックの時に、英国の選手が金メダル1個を獲得するごとに、その選手の出身地にある郵便ポストが赤からゴールドへ塗り替えられたそうです。
一番最初に金色に塗られたのが、この「ウエストミンスター寺院」そばのポストだそうです。
通常は、こういう赤色です。
「オリンピックゴールデンポスト」の道路向かい側にあるのは、メソジスト教会です。
「ウエストミンスター寺院」は、11世紀にエドワード王により建設されたイングランド国教会の教会です。
ヘンリー3世により、1245年から1269年にかけて、当時フランスで流行していたゴシック様式の建物に改築されています。
ウィリアム1世以来、一部の王を除くイギリスの歴代の王が、「エドワード懺悔王の礼拝室」で戴冠式を行っています。
また、1947年のエリザベス女王とフィリップ殿下の結婚式や、故ダイアナ妃の葬儀、そして2011年にはウィリアム王子とキャサリン・ミドルトンさんの結婚式もこちらで執り行われました。
「ウエストミンスター寺院」の手前にある歴史のある立派なビルは、「法務長官府(Attorney General’s Office)」です。
「ウエストミンスター寺院」横には「イギリス最高裁判所」があり、裁判所の前には「パーラメント スクエア ガーデン」が広がっています。
ネルソンマンデラやガンジーなど、人権関連の世界中の著名人11人の像が立っていることで有名です。
写真は何体か抜けています。
ネルソン・マンデラ氏
マハトマ・ガンジー氏
初代ロイド=ジョージ伯爵(デビッド・ロイド・ジョージ)
ウィンストン・チャーチル氏
第14代ダービー伯爵(エドワード・ジョージ・ジェフリー・スミス=スタンリー)
第3代パーマストン子爵 (ヘンリー・ジョン・テンプル)
ヤン・クリスティアン・スマッツ氏
初の女性像の女性参政権運動家「ミリセント・フォーセット女史」
「パーラメント スクエア ガーデン 」から「ウエストミンスター駅」を撮ったら、奥の方に「ロンドンアイ」が写っていました。
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