サン・ピエトロ大聖堂からバチカン美術館への行き方
サン・ピエトロ大聖堂の見学が終わり、外から見て左側の出口から出ました。
出た所に警備員が立っていました。
サン・ピエトロ大聖堂の警備は、伝統的にスイス人が警備しています。
私も住んだことのあるスイスという国は、永世中立国ですが、実は中世の頃から傭兵を海外に輸出しています。
フランス革命の時のフランス王家を守っていたのもスイス兵でした。
この時、パリのチュイルリー宮殿でルイ16世一家を守り亡くなった700人以上のスイス傭兵を讃えて造られたのが、私が住んでいた街「ルツェルン」にある「ライオン像」です。
ですが、このサン・ピエトロ大聖堂を警備しているスイス兵の制服を見て、「ピエロみたい」と思ったのは私だけでしょうか…?
コチラ側から出てきます。
ココからバチカン美術館に行くには、サンピエトロ広場の石柱をぐるっと回るように、下記の地図のように緑色の線に沿って、「Ottaviano駅」からサンピエトロ広場に入った場所と同じ場所から出ます。
そして、「Ottaviano駅」の方に向かって真っすぐ歩きます。
ココからは、地図の赤い線の通り、左手にサンピエトロ大聖堂の壁に沿って真っ直ぐ歩いて下さい。
サン・ピエトロ大聖堂を出たら真っ直ぐ、石柱をぐるっと回って外に出ます。
サン・ピエトロ大聖堂の見学ですが、お昼前にはここまで行列ができていました。
入った場所と同じ場所から出て下さい。左手の壁に沿って真っ直ぐ歩きます。
壁も途中から左に曲がるので、そこは左折しそのまま壁に沿って真っ直ぐ歩きます。
バチカン美術館「MVSEI VATICANI」はコチラという案内板があります。
そのまま、引き続き壁に沿って歩きます。
途中、係員にチケットは所持しているかどうかを聞かれますので、事前に印刷した若しくはスマホに保存したバウチャーを見せてください。
こちらで、予約なしの当日券で入る人は左側(壁側)に並び、予約済の方は右側に並んで進みます。
この日は左側もそんなに並んでいませんでしたが、混んでいる日や時間帯は行列ができるそうです。
しばらくすると、バチカン美術館の入り口がありますので、そこから入ります。
ロビーに入ると、X線の荷物検査と服装のチェックがあります。
肌の露出が多い服では入場できません。
また、大きな荷物はクロークに預ける必要があります。
検査場を通過した後、予約なしで訪れた方はチケット売り場があるので、並んでいる人の列に並んでチケットを購入します。
事前に予約が住んでいる方は、「Cassa ONLINE E GUPPI」 グループは「On Line Anonimo」のカウンターに並びます。
印刷済のバウチャー若しくはスマホに保存したバウチャーを見せると、正式なチケットに交換してくれます。
最初チケットの受け取り方がよくわかりませんでした。
そして係の方に聞いたのですが、忙しすぎるのかあまり親切には教えてくれません。
何度か聞いて理解して、やっと正式なチケットに交換できました。
そして、もらったチケットは下記になります。
不親切かなとも思いましたが、チケットの1ページ目の下の方に、全て英語ですが受取方法などの説明文がきちんと書かれていました。
バチカン美術館の年間入場者数は600万人だそうです。
月の最終日曜日以外は日曜休館なので、1日平均すると何と2万人!!
それほど多くの観光客が毎日訪れるわけですから、一人ひとりに細かく説明するのは大変なので、「情報はチケットに記載してあるので、各自前もって確認するように!」というスタンスなんでしょう。
これはこれで、合理的で適切だと思います。
という事で、出発前に辞書を片手に読んでおくことをお勧めします。
日本のサービスを基準に考えると、世界中のサービスは全て不親切ということになります。
反対に日本以外の国の人からすると、日本のサービスは過剰だとも言えます。
日本のサービスの基本は、子供にもわかるように説明したり対応する事だと思います。
ところが、逆に考えると子供扱いされているということにもなります。
日本と同等のサービスを、海外でも受けられるかとどうかですが、それは皆無です。
今はネット経由で、いろいろな情報を簡単に手に入れることができます。
海外旅行に出かける前に、自分が不安に思えることは全て調べてから出かけるほうがいいかもしれません。
これは、私自身に対しての反省の意味も込めて…
話がずれましだが、チケットを受け取ったら階段を上がり入場口へ行きます。
オーディオガイドの予約をした方は、上の階の左手でオーディオセットを借ります。
この場所もよくわからず何度か聞きました。
ところで、バチカン美術館を先に見学して、セキュリティチェックを受けずに(セキュリティチェックは美術館に入る際に既に受けているため)、そのままサン・ピエトロ大聖堂へ行く近道があるそうです。
システィーナ礼拝堂を見学した後、ミケランジェロの「最後の審判」を背にして右側の扉から大聖堂に出られるそうです。
但し、個人客では入ることが出来ず、ガイド付きの団体客用の入口だとの情報もあります。
個人で見学する場合、団体客の列に紛れ込んで一緒に入るというテクニックもあるそうです。
(あくまでも、個人の責任で実行して下さい。自信がない方は試さないように。)
コチラから出ると、サン・ピエトロ大聖堂のクーポラに上る人の列の近くに出るそうです。
この際の注意点は、もし博物館入口で荷物を預けた場合は、この近道の出口から出ると、ここから博物館に再入場をして荷物を取りに行くことができません。
再び博物館入口まで外から戻ることになるので、注意が必要です。
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