シンガポールの住宅事情[不動産価格など]
シンガポール
ところで、日本ではマンションなどを購入した場合、普通は購入時の価格が一番高く、住んで時間が経つうちに住宅価格は年々下がっていきますよね?
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シンガポールの場合、購入時よりも暫く時間が経った方が値段が高くなるんです。
日本で新築といえば最高の完成形ですが、シンガポールでは新築とは完成形ではなく過程なんです。
どうしてかというと、日本みたいに完璧に仕上げるわけではないので、住んでみると最初は色々な不具合が出てくるんです。
そして何年か経って不具合が解消されて値段が高くなります。
おおよそ新築から5年ほどした時点が、値段のピークだと聞いたような…
10年毎に売ったり買ったりを繰り返していたローカルの人を知っています。
買い換えるたびに、コンドミニアムのグレードもステップアップしていったりします。
中には、購入時よりも長い期間所有した後に売却した時の方が高くなっていたりします。
ですから、無理して借金して不動産に投資するシンガポール人も多いのです。
私が住んでいるコンドミニアムも、途中で一度オーナーが交代しました。
新しいオーナーは、確かシンガポールには住んでいないインドネシア人だったと記憶しています。
このように、投資目的で購入する中国人をはじめとする外国人も多いので、コンドミニアムの価格はその時の世界の経済業況に敏感に反応します。
それにつられて賃貸料金も上下するというわけです。
日本の場合は、同じ地域で同じような間取りならほぼ同じような賃貸料金で横並びですが、シンガポールでは同じ地域でもオーナーの意向で高くもなったり安くもなったりします。
それと、間に入っている代理店を通しての交渉次第で、大きく賃貸料金が変わることもあります。
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