レスタウラドーレス広場前のケーブルカーでサンペドロ デ アルカンタラ展望台へ
レスタウラドーレス広場前のケーブルカーの発着所に行ったら、数多くの観光客が待ち受けており、ちょうどケーブルカーが降りてきました。
人が並んでいたので、その後に続いて乗り込みます。
「viva viagem」カードを、入り口の機械にタッチすれば乗り込めます。
距離はそんなに長くはありませんが、急な坂なのでケーブルカーはゆっくりと登っていきます。
自分も含め立っている人が10人近くいて、大多数は前方の車掌の近くにいましたが、上部につかまる物がないのを知らずに奥の方へ移動した人が何人かいました。
ゆっくり様道を登っているとはいえ、ケーブルカーはたまに大きく揺れ、つかまるものがないため窓枠の方へ手を延ばすとベルが鳴り、当の本人はビックリ…
上でも多くの観光客が待ち受けており、皆さん写真を取っています。
こちらのケーブルカーの終点の右手が、「サンペドロ デ アルカンタラ展望台」になります。
この展望台は、消臭力のミゲル君のCMでも有名になった場所で、リスボンの美しい街並みが見渡せます。
遠くにはリスボンの象徴である「サン・ジョルジェ城」も見えます。
夕日が沈む頃に来ると、もっと美しい光景が一望できるそうです。
ケーブルカーの終点を、「サンペドロ デ アルカンタラ展望台」の反対側へ少し下ると「サンロケ(ラテン語名:聖ロクス)教会」があります。
歩道がかなり狭いため、向かい側から人が来ると、一方は車道へ降りる必要があるので、あまり歩道の意味はないですね…
聖ロクスは、黒死病から信者を守ってくれると信じられており、原型となるサンロケの礼拝堂は1506年から1515年にかけて建てられたそうです。
外観はかなりシンプルな作りの「サンロケ教会」ですが、中にはいると天井いっぱいに書かれた壁画や、黄金色の彫刻などの装飾で埋め尽くされた礼拝堂に圧倒されるほど美しいそうです。
サンロケ教会は、日本へも布教を行ったフランシスコ・ザビエルが所属していたイエズス会の教会で、日本ともかなりゆかりのある教会です。
1584年に、リスボンにたどり着いた天正遣欧少年使節が、宿舎として1ヵ月間ほど滞在したのもこの教会だったと言われています。
サンロケ教会前の広場に、気になる銅像が立っていました。
手にお金か紙らしきものを持っている銅像ですが、「宝くじ売りの銅像」だそうです。
残念ですが、時間がないので内部の見学は無しです。
一旦サンロケ教会からケーブルカーの場所へ戻り、ケーブルカーで下へ戻ろうとしましたが、タイミングが悪く乗れませんでした。
そこで、坂道を歩いて下ったのですが、かなりの急斜面でした。
特に年配の人は、歩いて下ったら危険です。
下るのも大変だと思っていると、下から息を切らしながら登ってくる、年配のおじさん・おばさんが何人もいるではないですか…
「大丈夫かな~止めたほうがいいですよ~」と、心の中で思いました…
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