ジャマ・エル・フナ広場、スークにバヒア宮殿の観光&アルガンオイル・サフランを購入
マラケシュで一番有名な広場と言えば「ジャマ・エル・フナ広場(Place de Jama-el-Fna)」です。
城壁に囲まれたマラケシュの「メディナ(旧市街)」にある広場で、アラビア語で「死人の集会場」を意味し、かつては公開処刑場があった場所としても知られています。
マジョレル庭園の後にこの広場に行ったのですが、昼間でしたし屋台も何も出ていないガラ~ンとした広場だったので、全く気が付きませんでした。
写真も1~2枚ほどしか撮っておらず、帰国してから「あ~ここが、ジャマ・エル・フナ広場だったのか~」と気づく始末…
「ジャマ・エル・フナ広場」に活気が出てくるのは夕方以降なので、こちらに出かけたい方は夕方以降に行くことをお勧めします。
但し、暗くて人が多い場所なので、スリには十分気をつけて下さい。
この広場から北側に広がる「スーク(Souq 市場)」は、世界最大とも言われており、様々な商店が網の目のように連なっています。
こちらも、フェズのメディナ同様、まるで迷路のような場所です。
メインストリートである「スーク・スマリン(布地のスーク)」を抜けていきます。
このスークも、フェズのメディナ同様に、絨毯・革製品・木工品・スパイス・陶器・貴金属・銅/真鍮製品など、種類ごとにお店が集まっています。
ガイドさんから離れないように付いていくと、あるお店に入り階段を登っていきます。
そうすると、全員室内に案内され、お店の人に「お茶か?水か?」と聞かれます。
「あ~また手数料稼ぎか~」と嫌な感じになりますが、ふと壁側を見ると数多くのオイル製品が並んでいます。
アルガンオイルのお店でした。
「spice ibn al baytar」という名前のお店で、ホームページ(日本語あり)も有りました。
アルガンオイルには興味があったので、ここはそのままお店に残ることにしました。
暫くすると、お店の人が入ってきて、英語でアルガンオイル製品についての説明を始めます。
アルガンオイルだけではなく、サフランや各種スパイスなどの説明もありました。
(本物のサフランを日本で買うと、かなり高価です。)
販売している製品はかなりの種類があり、次から次へと説明をしていきます。
この従業員の説明はかなり絶妙で、ツアー客の殆どが買う気満々です。
基本的にアルガンオイルは高いですし、偽物も多いと聞きます。
ですから、興味があって買いたいと思っている人にとっては、今回のお店は丁度いい機会だったかもしれません。
かれこれ1時間ほど説明を聞きました。
ここから、セールス開始ですが、やはりプロです。
売り方も上手い、お客をその気にさせます。
2個買ったら1個おまけという売り方で、皆さんどんどん買い物袋に入れていきます。
自分も4~5種類ほど、お土産で購入しました。
こちらは、本物のサフランです。
高価なので、小さな容器入りです。
アルガンオイルもサフランも、やはり現地で購入すると安いと思います。
ユーロでもカードでもOKでしたが、カードは10%ほどの手数料を取られていたので、現金があるなら現金で購入したほうがいいと思います。
ツアー全員が何かしら購入したので、かなりいい売上が立ったと思います。
お店に入ってからツアー全員が購入し終わるのに、2時間ぐらいかかっていました。
結局、「スーク」もこのお店しか見ていません。
ルームメイトはどこで見つけたのか、直径30cmぐらいの木製置物を購入していました。
アルガンオイルのお店で時間がかかりすぎたのか、ガイドさん達2人は少し焦り気味で、急いでと言いながらバスへと駆り立て、今度はバヒア宮殿近くのべリマ通り脇にある広場へと移動します。
当日は、この広場が「ジャマ・エル・フナ広場」かと勘違いしていました。
この広場から、「バヒア宮殿」まで歩いて行きました。
「バヒア宮殿」は、19世紀中頃にアラウィー朝ハッサン1世の宰相「アリ=バハメット」が、元々自らの邸宅として建てた建物だったそうです。
「バヒア宮殿」は、モロッコの建築を代表する建物で、8ヘクタールの敷地に150もの部屋を持ち、中庭の周りを多くの部屋が囲んでいます。
スペインの建築家が、アルハンブラ宮殿を模倣して建てたと言われており、広い庭園に4人の妃と20人以上の側室をの部屋を配している豪華絢爛な建物です。
「バヒア宮殿」の名前の由来は、一番お気に入りの第3妃の名前からとっていると言われているそうです。
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